年忌法要は、何回まで?

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年忌法要

教各宗派では開祖上人の祥月命日法要が何百年経っても、毎年行われます。

では、一般の家々ではどうでしょうか?亡くなった翌年の「一周忌」から始まり、その2年後が「三回忌」、その後、「七回忌」「十三回忌」…と続きます。お寺で配られる「年忌表」 は五十回忌もしくは百回忌まで記載されていることが多いようです。

そもそも法要とは、生きている私たちが亡き人のことをいつまでも記憶に留めておくためのタイミングとして存在しています。法要を通じて忘れがちになった故人を偲び、仏縁に触れて自身の人生を見つめ直す機会をいただくのです。

実際は、十三回忌を過ぎる頃には施主も孫の代になり、亡き方と面識のある参拝者も少なくなってきますので、こうしたタイミングで年忌法要を終了する家が多いようです。

なお、仏教では「3」と「7」が大切な数字とされ、法要をするにも当たり年と言われています。

なぜなら仏教が起こった古代インドでは、当時、数を数えられる人はまれでした。そこで、2以上の数字は「たくさん」、もっと数えられる人でも6以上を「たくさん」と表したことから、3や7は「無限」、つまり永遠の命を意味する数字として使うようになったと言われています。

出典:仏教を楽しむ情報誌「わげんせ」
イラスト:砂山恵美子

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